一人暮らしをしている要介護認定高齢者は、75歳以降になると身体介助や生活介助といった介護が必要になりますが、それをサポートしているのがホームヘルパーです。この仕事をする為の資格は、介護福祉士、以前はホームヘルパー2級と呼ばれていた介護職員初任者研修が必要で、無資格であっても家事経験が豊富であれば働くことが出来ます。ホームヘルパーは、ヘルパーを派遣する介護事業所に所属しながら利用者宅を訪問するのが一般的であり、利用状況によって30分から2時間程度滞在して介護を実施します。なお、一人暮らしの利用者は、自宅以外のデイサービスを使うことも可能となっていて、ドライバーやヘルパーが朝と夕方に送迎をしてくれるので、移動手段で心配する事はありません。
一人暮らし利用者が受けられる身体介助は、入浴、排泄、食事、着替えなどがあります。入浴は、心身の状態を良好に保つための重要な手段になってくるので、転倒や浴槽の温度に気を付けながら洗髪や清拭を実施します。湯温に関しては、利用者が好む適温が分かれていることから、頻繁にコミュニケーションを図って介助を行う事が大切です。生活介助は、料理や清掃が大半を占めていて、冷蔵庫にある食材かスーパーマーケットなどで購入してきた商品を使って昼食と夕食を作ります。料理に関しては、旬の食材を使って利用者に食事を楽しんでもらう事や、利用者が好む味付けをすると満足度の高いサービスに繋がるでしょう。